大阪国際女子マラソンの舞台裏

 産経新聞、サンケイスポーツ、関西テレビから集まった事務局関係者が裏話や感動秘話、普段の仕事や日常を綴ります。  事務局は毎年11月1日から1月31日まで、産経新聞大阪本社事業局内に開設されます。広報や渉外、警備、計測、式典、車両、交通、選手交渉、営業などの担当が在籍。このほか沿道整理員や審判員、ボランティア、警察官、ガードマン、沿道のみなさんなど多くの方々に支えられて大会を運営しています。 (旧ブログ http://marathon.iza.ne.jp/blog/)

2007年12月

大阪国際女子マラソン公式サイト→http://www.osaka-marathon.jp/

テレビの人間として

“変装名人”こと準構成員・Mです(笑)。

あと数時間で今年も終わり。
我々には本当に波乱万丈な1年でした。

詳細は省略しますが、
テレビの人間として、その渦中にいた人間として
来年こそはイイ話題で皆さんに注目して頂けるよう頑張りたいと思います。

さて、前回書けなかった「テレビの営業」について
年が変わる前に(笑)触れておきたいと思います。

皆さんがご覧になっているテレビも、最近ではいくつかのカテゴリーがあります。
判りやすいところで『NHK』と『民放』と言う違いがありますよね。
これに加えて放送形態が『地上波』『BS』『CS』と言う分け方が出来ます。

我々は『民放』の『地上波』で放送することを生業としています。

ご存知の通り『民放・地上波』放送は無料で見ることができますよね。
『NHK』は“受信料”としてお金を払わねばなりませんし、
『CS』=スカパーは視聴料を払って見ることが前提になっています。
(もちろん一部無料のチャンネルもありますが、必ず基本料は必要です)
『BS』も多くの民放BSは無料ですが、WOWOWなどは有料ですね。

なぜ『民放・地上波』は無料なのか。それは【広告】放送という形態を取っているからです。

広告主(=スポンサー)から【広告】=CMを出してもらい、
その料金で企業としての活動をまかなっています。
番組制作費・放送機器の購入、もちろん我々社員の人件費もここから出ています(苦笑)。

新聞や雑誌など他のマスコミ媒体は、購読料などの収入が別途ありますが、
民放テレビはその大部分を広告収入に頼っています。

その収入源を支えているのが我々『営業』の仕事です。

直接スポンサーに広告料を貰いに行くことは稀で、
D社やH社、A社などの「広告代理店」を介して広告を出して頂く営業活動をします。

『営業』にも代理店・スポンサーを何社か担当して交渉を行う“渉外(外勤)”の仕事と、
制作現場や全国の系列局などとインナーな交渉を行う“デスク(内勤)”の仕事に大別されます。
ワタシの場合は後者の“デスク”になるのですが、
『大阪国際女子マラソン』のようにスポンサードされたイベントなどでも
運営側(及び番組制作現場)とスポンサー・代理店との交渉・調整を行うことになるのです。

こういった形でテレビの営業もマラソンのお手伝いをすることになるのです。

大阪国際女子は『日東電工』と言う関西の優良企業を協賛に戴き、
こちらも関西の雄・『ダイハツ工業』『ミズノ』、
そして国際大会には欠かせない『シチズンホールディングス』に協力いただき
運営されています。

その他にも中継番組にご提供いただくスポンサーから頂戴する広告料もあわせ、
番組制作・大会運営が賄われています。

何か謀らずも“提灯”的な内容になってしまいましたが(苦笑)、
これから夜中に初詣に行かれるかたは、足元は明るくして気をつけましょう(何のこっちゃ)。

3が日が明けるまでは各局とも特番編成ばかりですよね。
それぞれの番組に大抵「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りします」という
フレーズが冒頭にながれ、各社のロゴが露出しますが、
ヒマな時にでも「あぁ、あいつらの仕事はこういうことなんや」と思い出していただければ
ちょっと違った見方が出来ると思いますよ。
くれぐれも「あんなスポンサー入ってる!」とかはチェックしないで下さいね(笑)。

では、紅白でも見ましょうか(爆)。

皆さん、良いお年をお迎えください。

年末年始も働いてまっせ!


プロデューサーKです。

きょうは、U記者や大王と取材の打ち合わせなどを地味にやっております。

U記者は事務局の参謀でもあるので、年々ブログでは書けない仕事量が増えており、今回は五輪イヤーなので忙しい年末年始を迎えております

また陸上担当の本紙記者HとサンスポのS記者も正月は東奔西走。駅伝やロードレースに加え、大阪国際女子マラソン出場選手を追いかけなくてはなりません。

また自主整理を担当する警備会社のH専務は、ただいま大阪ドームでダイナマイトの警備中、大王はその視察、H安はS子は実家のお寺のお手伝い。H安と警察担当UはプロデューサーKに旅の取材を命じられ、それぞれ鳥羽と志摩へ。なかなかみなさん休めません

今年もいろいろとありました。本番まであと一ヶ月を切りました。選手がけがなく走ってもらえるよう、観客のみなさんにスポーツ観戦を楽しんでもらえるよう、スタッフ一同頑張りますので、来年もご声援ご協力よろしくおねがいいたします。

事務局もお休みです

プロデューサーKです

今から今年最後の忘年会です。メンバーは田舎の同級生。小生と貧乏行員のY中さん以外は、社会の荒波をくぐりぬけて大成功。みんなお金持ちになりました
事務局は沿道チラシ配りも終わり、しばし休ませていただきます。

マラソン運営の先駆者たち(2)

警察・救急担当のUです。17日朝刊掲載の「浪速うんちく塾・大阪国際女子マラソンの舞台裏」はいかがだったでしょうか。実は下書きの段階で、警察を含め複数方面から「待った」がかかり、面白い部分がカットされました。記事の火薬がやや不足気味で、個人的には不作の出来だったのですが、まあ、新聞記事には知ったことの半分も書けないケースが多々あります。気を取り直して。暫く間がありましたが、引き続き、第1回大会の誕生エピソードを紹介してゆきます。

【第2回 大阪国際女子マラソン誕生秘話】

杉原正・大阪府警本部長をはじめ、マラソン運営で協力を欠かせない警察への説得はほぼ成功できた。次の課題は大阪府と大阪市だ。東山利雄・産経新聞編集局長らの活躍は続く。

産経新聞社が女子マラソン発足に向けて奔走していた昭和56年当時、大阪の街は「大阪城築城400年記念イベント」や「大阪21世紀協会」など町興しの気運が高まっていた。だが国際的な大イベントには手が届いていなかったのが現状。そんな時、世界から選りすぐりの女子ランナーが大阪の街中を疾走するこのイベントは大阪を世界にアピールする機会としてまさにうってつけだった。

岸昌大阪府知事、大島靖大阪市長はいずれも口をそろえて「これからの大阪はそれくらいの文化的でスケールの大きいイベントがないと世界から取り残される」と諸手を挙げて賛同。「大いにやってくれ」と激励したが、コース設定の話題になると、府は「万博競技場をスタート地点にして府庁の前を通過してほしい」。市は「長居陸上競技場を使って市役所の前を通ることは絶対だ」と、それぞれ頭を悩ませる注文がついた。

府が提唱する万博競技場は千里丘陵にあり、選手にとっては心臓破りの丘でとてもまともに走ることが出来ない。長居陸上競技場を使うしかない。大阪陸上競技協会が中心となって産経新聞、関西テレビのスタッフがコース選定を練ったが、府と市の双方に対する扱いにはかなり気を使った。

起点は長居陸上競技場。テレビの映像効果を盛り上げるためには、大阪城と中之島は外せない。バランスよく府庁と市役所を通る。沿道観客の規制が容易で、高低差が少なく、走りやすいコースとは…。これらの条件に合ったコース設定のため産経新聞社が候補コースの交通量調査を行うことになった。

候補コースの数百に及ぶ交差点。各交差点に大学生など約20人をアルバイトで雇い、何時から何時までどのような車が何台通るかを数百万円の費用をかけて1カ月がかりで調べ上げ、コースを絞った。

途中に警察署が8署もある。各署と相談して意見を聞き、調査を重ね、知恵を絞った。その結果、最も難航した長居―湯里―大池橋―勝山―森之宮の道順が決まり、さらに大阪城公園―府庁―市役所―御堂筋のコース設定となった。

一方、こうした努力を続けているのに東京の日本陸上競技連盟の大阪を見る態度は冷淡だった。「大阪でのフルマラソンは無理だ」「3時間以内で走れるランナーなどいない」「数年ほどハーフマラソンで実績を積んで、選手を育てることが先決ではないか」。大阪陸上競技協会の木南道孝理事長は何度も東京へ足を運び、陸連幹部たちに理解を求めた。

大阪を地方都市としてしか見ていない陸連幹部の態度は、国際マラソンを立ち上げようとしている関係者にとって腹立たしい限りだったが、それが翻って結束を固め、やる気を一層盛り上げていったのだった。(肩書は当時。次回に続く)

競輪グランプリ

プロデューサーKです。

きょうからハーフマラソンのプログラム(新聞)づくりを始めました。これは紙面構成から執筆、レイアウト、広告集めまでやらないといけないので結構大変です。何でこんなことまでしなきゃならないんだよと思うこともあるのですが、プログラムを作ろうと言い出したのは自分なので毎年やっています。

大会役員の羅列などは省き、女子マラソンの予想なども入れた新聞形式にしているので、市民ランナーには好評のようです(自分で言うな!)。

30日は全国のギャンブラーの打ちおさめレース「競輪グランプリ2007」が開催されます。競輪は、スポーツに義理と人情や遺恨、作戦、選手心理などを絡めて推理するギャンブル。3連単で100円が数十万円になることもあります。優勝賞金は1億円、今回はどの選手にもチャンスがあります。

30日はサンスポを買って、お近くの競輪場、場外へどうぞ。
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