プロデューサーKです。

 

 関空夏まつりで、ジミー冨永にドッキリを仕掛けました。

 

 しかし、それが、とんでもない結末に。

 

 ◇◆◇◆◇ほんの一部だけフィクションです◇◆◇◆◇

 

 ステージに泉佐野のヒーロー・イヌナキンが登場。

 

 (数分後)

 

  「そろそろやで」

 

 ハリピョン 「ほんまに冨永君は知らないんですか」

 

  「あいつ以外はスタッフ全員知ってるよ」

 

 MC 「イヌナキンには、二つの技があるそうです。それでは、関空夏まつりのディレクター、ジミー冨永にイヌナキンの技を受けてもらいましょう。産経新聞のジミー冨永、出てこい!」

 

 (「お、お、お、俺ですか」と言いながら、インカムを外して、颯爽と会場の中央から壇上に駆け上がるジミー)

 

 MC 「さあ、ジミー冨永が登場しました。みなさん拍手をお願いいたします」

 

  「なかなかええ感じで入場したな」

 

 クチダーケ 「僕が出たかったです」

 

 軍曹 「アホー、100年早いわ」

 

 MC 「イヌナキンが泉佐野のヒーローなら、ジミーは大東市のヒーローです。それでは、ファイト!」

 

 (向かい合う二人、なかなかええ感じです。しばらく組みあって・・・)

 

 MC 「イヌナキンがヘッドロックだ」

 

 

 

 MC 「ジミーが必死に返す。さすが、大東市のヒーロー、中学時代は柔道部だけに、すぐには効きませんね。」

 

  「冨永も成長したね。ここで跳ね返して。コブラツイストで悶絶してくれるやろ」

 

 スタッフ一同 (うなづく)

 

 ヨンエルン 「ちょっとMCが、冨永を持ち上げすぎです。あいつの性格からいって、調子に乗って勝つつもりかもしれません。負けろとは言ってませんし」

 

 カギジャラ 「いくらなんでも空気読むやろ」

 

 銀行員 「ヨンちゃん、冨永君も素人と違うで。業界人やで。余分な心配や」

 

 ヨンエルン 「でも・・・」

 

 MC 「再び向かい合う二人。さあ、イヌナキンが体を入れかえる。来たか、来たか、最後の力を振り絞ってコブラツイストだ」

 

 クチダーケ 「ええ感じで決まりました」 

 

 MC 「決まったか、決まったか、決まったか・・・」

 

  「クチダーケより、いい表情をしろよ」

 

 (ところがジミー、悶絶どころか笑みをこぼす)

 

  「ええっ・・・・」

 

 デスク守田 「あの馬鹿、嘘やろ」

 

 銀行員 「まさか」

 

 スタッフ一同 (あいつ何やってるねん)

 

 MC 「ジミー冨永、耐える、耐える、必死に耐える。しかし、怪力ジミー、ま、ま、まさか、コブラツイストを返してしまいました」

 

 

 

 スタッフ一同 (あああああああああああああ、と下を向く)

 

 (イヌナキンは筋骨隆々の特殊キャラクターで体力消耗度が激しい。もう一杯一杯だ)

 

 ヨンエルン 「ほらね」

 

 イヌナキン・マネージャー阪上 「ああ、もう体力がないです。栗本さん話が違いますよ。はやし、大丈夫か?栗本さん、ブック破りですよ。ひどすぎます」

 

 (現場から逃亡するK)

 

 クチダーケ 「ハ・ヤ・シって何ですか?」

 

 デスク守田 「うわっ、ハ・ヤ・シって、チ●ンの原稿の『中の人』って書くよりひどいぞ」

 

 カギジャラ 「そんなことどうでもええ。もう技がないぞ。誰かタオル投げろ!」

 

 ・・・会場シーン

 

 ・・・スタッフ騒然

 

 

 結局、イヌナキンのデビュー戦は、木村コミッショナーの裁定により、無効試合という結果に終わりました。

 

 再試合は、りんくうリレーマラソン(11月3日)で対決が予定されています。