200メートル決勝で末続らを破って代表の座を手に入れた高平。緊張のあまり食べものも喉を通らず、この日は午前11時におにぎりを1個食べただけ。補助グランドでは立ちくらみするほど。それでも勝てたのは集中力。一度並ばれたが、追い越されることはなかった。

 「きょうのレースはタイムが悪かった。短距離はチーム日本で競いあってきた。五輪はリレーもあるので、チーム全体を底上げしなくてはならない」とはなしていた。