プロデューサーKです。

今大会の結果を日本陸連の沢木専務理事はある程度予想していたようです。大会の前々日、一緒に食事をした際「(練習内容を伝え聞いた感じでは)マーラがいいねぇ。森本も調子よさそう。センスあるし。福士は30キロぐらいから苦しくなるんじゃないかなあ」と教えてくれました。ピタリでしたね。

福士のピッチが落ちてきた時、事務局では途中棄権を考えて車を出す準備をしていました。

私はフィールドに入り、2位の森本をカメラマンからガードしてテレビ中継小屋に連れていき福士を待っていました。混乱するのが分かっていたので、タオルをかけて選手をガードする女性審判員もその場で大阪陸協のご意見番・N先生に変更。ゴールする福士を待ちました。

カメラマンの立場もよくわかります。テレビは生中継ですし、新聞のカメラマンも一面がかかっています。私も記者だったのでよく理解できますが、大会のプロデューサーとしては選手を守ることが第一。

舞台裏では、取材ゾーンやカメラ台、看板、時計の位置を3日前から調整しているのですが、ああいう状況になるととうしても現場が混乱してしまいます